MENU
カテゴリー

福井観光|福井県年縞博物館と三方五湖巡りの様子を紹介

【車中泊で日本一周ひとり旅】で立ち寄った福井県年縞博物館の様子や三方五湖など博物館周辺の様子を紹介します。

>福井県年縞博物館公式サイト

マサユキ

フォトロマのマサユキです。YouTubeもやっています。
プロフィール問い合わせ

目次(クリックでジャンプ)

福井県年縞博物館へのアクセス

車で福井県年縞博物館へ訪れる人は最寄りの舞鶴若狭自動車道「三方五湖スマートIC」を下り綺麗な道を5分ほど走れば博物館へ到着。

車でのアクセスが良い博物館となっています。

博物館には普通車が70台駐車できる広い無料駐車場があるため時間を気にせず年縞博物館をゆっくり楽しむことができます。

電車で訪れる人は最寄駅の「JR三方駅」からタクシーで約5分、徒歩30分。

2024年に開通した北陸新幹線の敦賀駅からはタクシーやレンタカーで30分少々の距離。

マサユキ

福井県年縞博物館へのアクセス詳細は概要欄の公式サイトも参考にして下さい

>福井県年縞博物館公式サイト

福井県年縞博物館の「年縞」とは?

初めて年縞博物館を訪れた私と同様、多くの人が普段の生活で耳にすることのない「年縞(ねんこう)」という言葉ですが、年縞は2018年出版の広辞苑に初掲載された新しい言葉となります。

長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物で季節によって違うものが湖底に堆積されるため明るい層と暗い層が交互に堆積することになり、年縞の縞模様は「1年に1層」形成されます。

そのため年縞の縞模様や堆積物を調べることで数万年前の地球上で起きた気候変動や火山噴火が起きた年代を測定することができ、年縞を地球の歴史を知る「物差し」として利用することができます。

年縞以前の放射性炭素年代測定法では大気中に含まれる放射性炭素の量にバラツキがあり数百年〜数千年の年代測定のズレが生じていましたが、1年に1層形成される年縞では年代測定もより精度の高いものとなり1万年以上前の出来事もわずかな誤差で測定できるようになり、現在では「世界標準の物差し」となっています。

年縞の採取地として博物館のすぐ近くにある三方五湖のひとつである「水月湖」は

  • 湖に直接流れ込む河川がない
  • 湖底に生物が生息していない
  • 断層活動から時間が経過しても埋まらない


といった年縞が綺麗に保存される完璧な条件が整った世界でも珍しい場所で水月湖の年縞が世界標準として採用されている世界の水月湖”LakeSuigetsu”となっています。

福井県年縞博物館|館内の様子

素人の曖昧な説明を聞き年縞について何となく知ってもらった後は博物館内の様子を紹介します。

博物館に到着してまず感じたのは2018年9月に開館した博物館の新しさと異様に細長い建物のデザイン。

福井県年縞博物館は博物館の振興に大きく貢献し他の博物館の模範となる顕著な成果を挙げている施設に送られる日本博物館協会の「第2回日本博物館協会賞」に全国約5,700施設の博物館・美術館等から選ばれており、福井県だけでなく日本を代表する博物館の1つとなります。

博物館内にある年縞シアターでは水月湖の湖底で年縞が形作られる様子を目の前に広がる巨大スクリーンを通して体感することができます。

年縞の歴史を遡るのと同時に地球の歴史も遡り年縞が形作られた当時の様子が再現され年縞が地球の長い歴史と共に現在に至る様子が映像から直感的に分かる体験ができます。

館内にはナビゲーターと呼ばれるスタッフの方が数名常駐されており年縞についての説明を聞きながら館内を見学することができますが、このナビゲーターの方の説明が最高に分かりやすく面白い。

年縞について全く知らない私も一から年縞につてい学ぶことができ館内の展示物をより楽しむことができました。

私はこの時2人のナビゲーターの方から聞かせてもらった話がとても面白く年縞に興味を持つようになり帰りに館内で売られていた博物館解説書を購入。

マサユキ

今でも時々自宅で読み楽しんでいます

ナビゲーターの方は毎日常駐されていますが来館時の館内状況によっては全員への説明が難しいケースもある点は注意して下さい。

福井年縞博物館内で最大の展示物は長さが45mにも及ぶ水月湖から掘り出した実物の年縞。

ケースに固定された年縞の縞模様を見るとその時代に地球上で起きていた出来事が分かるようになっています。

年縞の近くにあるQRコードをスマホでスキャンするとその時代の年縞に関する詳細情報を確認することもできます。

この世界一長い45mの年縞を展示するため福井県年縞博物館の建物は世界で最も細長い博物館となっており45mの年縞を眺めることで7万年の時を一気に遡ることができます。

年縞の実物以外にも水月湖年縞でたどる人類と環境の常設展示や海外における年縞の調査といった特別展など年縞に関する様々な展示を楽しむことができます。

私は開館直後に行ったのでオープン前でしたが福井県年縞博物館にはカフェも併設されており博物館内で年縞を見学した後に食事を楽しむこともできます。

福井県年縞博物館|周辺情報

若狭三方縄文博物館

福井県年縞博物館と同じ敷地内には縄文をテーマにした博物館「若狭三方縄文博物館」もあります。

展示室内の紹介はできませんが福井県年縞博物館との共通券を購入するとお得に2施設を見学できおすすめです。

年縞博物館の周辺には広大な敷地が広がりキャンプ場や野鳥観察棟、様々なモニュメントや芝生広場もありお子さん連れの方などは博物館を見学後も同じ敷地内で楽しむことができます。

マサユキ

本当に広いです…

博物館の隣には「道の駅三方五湖」もあり立派な観察棟のデッキからは目の前に広がる三方湖を眺めることができます。

アイスも美味しいです。

三方五湖の絶景を楽しめる県道244号線のレインボーライン

福井県年縞博物館から車を走らせ周囲に山々の広がる気持ちの良い道をドライブし先ほど年縞博物館で見た年縞を採取した湖である水月湖がこの浦見川を遡った先にあります。

ここから水月湖に向けてのどかな景色を楽しみながら県道244号線を進み途中で合流する県道273号線は水月湖を含む5つの湖がある三方五湖を眺めながらドライブを楽しめる「レインボーライン」と呼ばれる道で、急な山道を進んで行き途中にある駐車場に車を止め車を降りて見えるのは目の前に広がる若狭湾の絶景。

この日は大量の黄砂が飛んでおり少し霞んだ景色となっていますが若狭湾の美しさは黄砂では霞みません。

駐車場を出発しレインボーラインをさらに進み他の駐車場へ車を停車すると、ここからは若狭湾だけでなく三方五湖の1つである日向湖(ひるがこ)やこれから向かうことになる水月湖も見ることができます。

マサユキ

霞んでいてもこの絶景。福井県にはすごい場所があります。

ここで紹介したレインボーラインの絶景は福井県に車ではなく電車で訪れた人も路線バスの「ゴコイチバス」を
利用することで楽しむことができます。

土日祝日の限定運行となりますが北陸新幹線の停車駅である「敦賀駅」や年縞博物館の最寄駅であるJR三方駅も経由する便利な周遊バスです。

ゴコイチバスの運行期間や運行ルートの詳細は概要欄の公式サイトを参考にして下さい。

>ゴコイチバス詳細

三方五湖|年縞採取地の水月湖

レインボーラインをさらに進み湖に向けて山道を下っていき左手に水月湖を眺めながら通りの駐車場に停車。

ここが三方五湖の1つで年縞博物館で見た45mの年縞を採取した水月湖(すいげつこ)

周囲11km、面積4.2㎢の水月湖は日本の湖沼では54番目と小さな湖ですが福井県年縞博物館で見たように水月湖の年縞が世界標準として採用されている世界の水月湖”LakeSuigetsu”となっており世界的に知られた湖となります。

水月湖で網を構えている人がおり何を取っているのか気になり話を聞かせてもらうと「シラウオ」という魚を取っているようで映像では見にくいですが透明の綺麗な魚です。

水月湖内を回遊しているようでシラウオが目の前にやって来た時に網ですくい取るようです。

年縞だけでなく面白い風景にも出会える水月湖。

福井梅

私は福井に訪れるまで知りませんでしたが福井県は梅が有名なようで水月湖と繋がる三方湖沿いには福井梅発祥の地があります。

すぐ近くの熊谷農園さんで梅が売られており梅を購入させてもらいましたが肉厚で程よい酸っぱさの梅は有名な紀州の梅にも負けない美味しさです。

マサユキ

お土産用に購入した梅でしたが旅中に1パック食べてしまいました…

皆さんも福井へ訪れた際はぜひ熊谷農園へお立ち寄り下さい。

福井県年縞博物館|無料開放のお知らせ

最後に皆さんへ嬉しいお知らせ。

福井県年縞博物館は家庭の日となる2024年6月16日(日)に博物館を無料開放。

いつもの観覧料金一般500円/小中高生200円を支払わず無料で博物館を楽しむことができます。

福井県に住む地元の方はもちろん、北陸新幹線の延伸により関東からより身近になった福井県。

観光で福井県や北陸地方へ訪れる予定の人はぜひ足を運んでみて下さい。

>福井県年縞博物館公式サイト

福井県年縞博物館 アイキャッチ画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

YouTubeもやってます

目次(クリックでジャンプ)