本日は佐賀県武雄市を出発。
戦時中に魚雷の発射実験が行われていた片島魚雷発射試験場跡を見学後、長崎空港を経て長崎県大村市で車中泊。
道の駅 山内を出発
車中泊させてもらった道の駅山内で綺麗な朝日を眺めながら起床。
5月ですが寝る時や今朝もかなり寒く、昨日の夜に入った温泉で面倒くさがらずドライヤーで髪の毛を乾かしておいて良かった。
一人旅で風を引くと色々と大変です。
昨夜は車の横でガサゴソと音がしており、道の駅の前が斎場になっていたので色々と想像しドキドキしながら外を見るとネコが道に落ちているゴミを漁っている音で一安心。
セブンイレブン 佐賀山内バイパス店で朝食購入
通りのコンビニでおにぎり、コーヒー、2リットルの水を購入。
2リットルの水はコンビニへ寄った時に必ず購入するデフォルト商品となりました。
昨日佐賀空港で買って食べていなかったあんぱんも朝食に頂きます。
パン生地がデニッシュのようになっておりとても美味しい。
そういえば長崎を走っているとダイハツのお店をよく見かける気がします。
昨日の暑い中で佐賀を歩き回っていたので顔や腕などが日焼けしています。
片桐公園 片桐魚雷発射試験場跡
やって来たのは長崎県の片島公園。
この公園には戦時中に使われていた貴重な施設が残されています。
ここは1918年に開設された片島魚雷発射試験場跡。
佐世保海軍工廠や三菱長崎兵器製作所で製造された魚雷の発射試験が行われており、魚雷の最終検査や調整などを行いここで合格となった魚雷が佐世保鎮守府へ送られていたようです。
片島が魚雷発射試験場に選ばれた理由には佐世保鎮守府に近かったことに加えて海が比較的穏やかだったことや海が深かったことも選ばれた理由になっているようです。
穏やかな海のため船が通るだけで大きな波が起きます。
1世紀ほど前に目の前の海で行われていた魚雷発射の実験。
実験に使われていた建物がなければかつての出来事が想像できないほど目の前には穏やかな海が広がっています。
魚雷発射場のすぐ後ろには石造の建物が大きな存在感を放つ「空気圧縮ポンプ室跡」があります。
魚雷の点検や調整などが行われていたのか調べても詳細は分かりませんでしたが、
日本軍の魚雷に関する技術は世界の中でもかなり優れていたようで魚雷の動力でもある空気を圧縮して魚雷に装填する施設(だったのでしょうか?)
建物の屋根は無くなっていますが石造の重厚な施設であったことが残された壁面からも分かります。
かつて床にタイルも張られていたようですが雨ざらしの床はタイルも剥がれ建物の中に大きな木も生えています。
戦時中にこの場所で魚雷を扱っていたことを想像するとやはり現実離れした不思議な感覚になります。
辺りを散策し太陽が高くなると周囲の雰囲気も少しずつ変わってきました。
薄暗く暗い雰囲気の漂っていた建物ですが屋根のない空から光が差し込むとあたりの雰囲気も明るくなりました。
建物の周囲は植物が生い茂っています。
壁にあるのは電気関係のものでしょうか。
駐車場の入り口にあった地図を見ると魚雷発射場から発射した魚雷の状況を記録・確認するための観測所跡が高台の上に残っているようです。
しっかりとした建物が現在も残っており歩いて行けるようなので行ってみましょう。
右手の海岸沿いの道を行くと写真のような「探信儀領収試験場跡」へ行けるようですが現在は立入禁止になっているようです。
この山道を進んでいくと観測所跡まで行けるようです。
ゆっくり行きましょう。
魚雷観測所跡に到着
よく分からない縄などもかけてあり少し怖い…
ビビリなので怖いです…
なぜこういう建物に落書きするのか私には理由がよく分かりませんが多くの人が訪れているようです。
脚立もあり上に登れそうですが私の車中泊旅の最大の目標は「事故なく無事に自宅へ帰ること」
脚立を登れば海まで見渡せそうですが落ちて怪我をしたら嫌なのでやめておきます(一人旅では何かあったら色々と大変です)
建物は雨漏りやカビなど年月と共にかなり傷んできているようです。
当時はこの窓から海を見て魚雷発射場から発射された魚雷の状況を記録・確認していたようです。
当時ここから魚雷を見ていた人たちはどんな気持ちで海を眺めていたのか平和な時代に生まれた私には想像もできません。
そろそろ戻りましょう。
ここで咲いている花も今と同じように戦争当時も咲いていたのかもしれません。
駐車場に戻りトイレを借りて壁にある魚雷についての説明を読んで勉強してから出発。
大崎自然公園 展望所
先程までいた片島魚雷発射試験場跡が見えます。
海に浮いているような「探信儀領収試験場跡」も見えます。
「片島」という名前からも分かるようにかつては島だったようですが1942年の埋め立てにより陸続きになったようです。
ホームプラザナフコ 北大村店で休憩
広い駐車場で靴の天日干しをさせてもらい店内でジャイアントコーンと水を購入。
ボートレースのマークとホームセンターのナフコのマークが似ている気がする。
橋を渡り長崎空港へ
日本で初めての人工島にできた長崎空港。
歩道を歩いて渡っている人もいます。
駐車場の位置もよくわからないので出口付近に駐車。
レストラン エアポートでちゃんぽんの昼食
13時を過ぎていますがお昼をまだ食べていなかったので空港で頂くことに。
せっかくやって来た長崎県。
空港内にある行列ができたレストランに並び本場の長崎ちゃんぽんを頂きます。
野菜と魚介類がタップリで太麺のちゃんぽん。
やはり本場のちゃんぽんは美味しく食べ終わる頃には店内の混み具合も落ち着きスムーズに退店。
長崎空港内を散策
空港内には仕事や作業場所として利用できるコワーキングスペースもあるようです。
最近はこのようなスペースを見かける空港も増えてきました。
空港内にあるスタバで椅子に座りながらぼんやり空港内の人々を人間観察。
長崎空港はなんとなく明るい雰囲気で飛行機に乗り込む人を見送る人達をぼんやり眺めつつ駐車料金を支払い出発。
スターバックスコーヒー 長崎大村店で仕事
空港巡りを終えた後はスターバックスコーヒー 長崎大村店へ。
今日も朝から暑く美味しいコーヒーを飲みながら少し休憩。
ENEOS セルフスタンドサンスパ SS (旭商事)で給油
長崎空港の近くにあるガソリンんスタンで早めの給油をするも値段が結構高い。
よく考えると空港の近くにあるガソリンスタンドはレンタカーの返却前に利用するなど、他のエリアに比べて高い傾向があるような印象…
なんでわざわざここで入れてしまったのでしょう…
あとで調べてみると空港の近くにあるからといってガソリンが高いわけではなく、全国的にみても長崎県はガソリン代が高いようです。
隣の佐賀県に比べる20円/Lほど高く給油量が多いと結構な違いになってきます。
天然温泉 大村ゆの華
ジェットバスが3種類あり浮いた体を両サイドから刺激され気持ちいい。
よもぎ湯はとてもいい香りで気持ち。
露天風呂、五右衛門風呂、暑い風呂にサウナなど盛りだくさん。
値段は少し高いが様々な種類のお風呂あり楽しめます。
施設内に食堂もあり、お昼にもちゃんぽんを頂きましたが本場の長崎ちゃんぽんがとても美味しく夕食もちゃんぽんに決定。
お昼のちゃんぽんとは少し違い野菜たっぷりのちゃんぽん。
ラーメンとちゃんぽんの違いさえよく分かっていませんが、私は野菜たっぷりのちゃんぽんが大好きです。
やはり長崎のちゃんぽんは美味しい。
汗も流しお腹も満たされ気持ちよく出発。
セブンイレブン 大村陰平町店
最近の日課になりつつある車中泊地近くでの飲み物とお菓子の購入。
本日も抗えずコンビニでお菓子を買ってしまう…
道の駅 長崎街道鈴田峠で車中泊
夕暮れの中「道の駅 長崎街道鈴田峠」に到着し車中泊85日目は終了。