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ツキノワグマ撮影地へ|栃木県へ再び撮影旅行に行ってきました。

マサユキ

先月に栃木県の撮影旅行で生まれて初めてツキノワグマの撮影に成功。

そのことに味をしめ、あまり軌道に乗っていないアフィリエイトの仕事は一旦頭から追い出し、再び栃木県の同じ場所へ撮影に行ってきました。

【この記事を書いた人】
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山で出会った素敵な蝶々大好き青年

いつものように自宅から3時間ほどかけて撮影地に到着。

9時半過ぎに登山を開始しました。

山に入り5分ほど歩いたところで、2つの大きな網を持った青年と出会いました。

話しを聞かせてもらうと蝶を採りに来ていたようで、朝の7時頃から山に入っていたようです。

笑顔が素敵な青年はとにかく蝶のことが大好きなようで、終始笑顔で蝶について話してくれました。

蝶についてほとんど何も知らない私も、話を聞いているだけで何だか楽しくなり、自然と幸せな気持ちになっていきます。

自分の好きなことをやっている人は本当に良いと、改めて感じさせてくれる青年です。

会った時からずっと気になっていた2つの大きな網。

蝶 採取網

網について聞いてみると1本の網は伸ばすと10mもあるようで、実際に伸ばしてもらうと本当に長くてビックリ。

蝶 採取網 10m
本当に長くてビックリ…

実際に私も10mの網を持たせてもらいましたが本当に重く、楽しく野原で網を振り回している昆虫採集とはわけが違うようです。

今日採った蝶々も気持ちよく見せてくれましたが、その中には長距離を飛翔することで有名なアサギマダラの姿もありました。

初めてアサギマダラの実物を見せてもらいましたが驚くほど綺麗な蝶で、網の長さに続いてまたビックリ。

蝶 アサギマダラ
黒い模様がある写真のアサギマダラはオス。黒い模様がないのがメスのようです

私の写真でアサギマダラの美しさが伝わっているか不安ですが、この写真のアサギマダラも時期が多少ズレているようで、ピーク時はもっと鮮やかな姿になるようです。

羽の透けている部分は本当に綺麗で、何でこんな綺麗なものが生み出されるのか自然の不思議さを改めて感じます。

こんなに綺麗なアサギマダラですが、どれくらいの距離を飛んだか記録用として採ることはあるようですが、蝶好きの間ではあまり狙って採る蝶ではないようです。

年配の方などは小さい時にあまりにも沢山のアサギマダラがいたので、採る気にもならないようです。

こんなに綺麗な蝶なのに不思議なものです。

蝶を採る人の間では季節によって羽の模様や色が変わる「季節型」と呼ばれる蝶が人気のようで、写真のミドリヒョウモンのような蝶の方が人気があるようです(名前が違ったらスイマセン…)

蝶 ミドリヒョウモン

青年からアサギマダラの飛翔を記録した「アサギネット」というサイトがあることを教えてもらいましたが、帰宅後にサイトをチェックしてみるとアサギマダラの飛翔記録が色々と紹介されていました(情報更新が止まっているようです)

少し古い記事ですが、アサギマダラについて書かれたナショナルジオグラフィックの記事やアサギマダラの飛翔データが豊富に紹介されている赤城自然公園のHPもおすすめです。

アサギマダラの羽に採取した場所や日付けをマーキングすることに対しては、様々な意見があるようです。

確かに、あの綺麗な羽根(本当に美しいです)にマーカーでペイントすることに抵抗を感じる人もいると思いますが、このマーキングによってアサギマダラが2,000kmもの旅をしていることが分かりました。

赤城自然公園 アサギマダラ 飛翔距離
「赤城自然公園HP」より

日本を縦断するように飛翔しているアサギマダラが住みやすい地になることが、日本の自然環境の状態を知る1つのバロメーターになるかもしれません。

「蝶が住みやすい国、日本」

素敵な国だと思うのは、私だけでしょうか。

ツキノワグマを求めて山登り

素敵な青年と別れてからはいつもの山道をたるんだ体でヒーヒー言いながら進んでいくと、周りで飛んでいる蝶が気になって仕方ありません(笑)

単純な性格なので、すぐに影響されてしまったようです。

2回ほど歩いた山道ですが、青年から蝶々の話を聞いた後は蝶がとまっている植物や蜜を吸っている花の様子が気になりだし、山の様子が今までと全く違ったものに見えるので不思議です。

少し視点が変わるだけで、普段の何気ない生活の中にも新しい発見が無数に転がっているのかもしれません。

途中の山道では前回の6月にはほとんど見なかったトンボの姿をたくさん見つつ、ひたすら上を目指して前進。

栃木 トンボ
前回6月にはほとんど見なかったトンボ

梅雨の中休みでなんとか曇り空が続いていましたが、時々スコールのような大雨が降るため、その度にカメラにレインカバーをかけて木の下で待機していました。

このカメラにかけるレインカバーですが、カメラ専用のものではなく、アラスカでバックと一緒に購入したもので、バックが壊れてしまいレインカバーだけ余ったものをカメラ用に再利用しています。

これが望遠カメラをつけたサイズにぴったりで、ゴムを引っ張ればしっかりと雨を防げるので、とても重宝しています。

市販の物を買うのも良いのですが、色々工夫しながら撮影道具を揃えるのも写真の楽しみの一つです(ただケチなだけかもしれません)

雨に降られながら前回より高い場所まで一度登り、あまりにも疲れたのでその後は前回と同じ場所でひたすらツキノワグマを待ちました。

栃木 ツキノワグマ待ち
ツキノワグマ待ち

途中、単独のサル(ニホンザル)や親子のシカ(ニホンジカ)を見たものの、ツキノワグマは現れず。

栃木 ニホンザル
栃木 ニホンジカ 親子
栃木 ニホンジカ

夕方頃から天気が崩れると予報が出ていたので、少し早いですが15時過ぎに下山を開始しました。

今回はかなり山の上まで歩いたことや雨降りで湿度も高いことから、かなりの汗をかきました。

そのため、持っていた水筒の水もすぐに飲んでしまい、下山する時には喉がカラカラになっていました。

疲れと喉の渇きからトボトボ下山していると、フッと学生時代にやっていた部活動の記憶が蘇ってきました。

私が学生時代の時は今ほど水分補給の大切さが認知されておらず、部活中に水道の水を飲もうものなら「テメー、なに水飲んでるんだよ!グラウンド10周行ってこい!」と、先輩から温かい言葉を頂けた時代です。

現在の異常な夏の暑さと違いはあるものの、真夏の炎天下によく倒れずに走り回っていたと、我ながら感心します。

喉の渇きをきっかけに当時の部活動の様子がフラッシュバックしましたが、同じ経験はもうしたくないと思う一方、ああいう喉が乾くような経験を最近はしていないと、たるんだ生活を送る今の自分を少し反省しました。

またまた写真家の方と再会

下山中、過去2回来て2回とも会った写真家の方と再会。

1ヶ月に1度来る私と100%再会するとは、毎日来ているのでしょうか(笑)

助手席には女性の方が同乗されていて、その女性が近くのポイントで撮影したという親子グマの動画を見せてくれました。

母グマと2頭の子グマが川沿いを歩いている素晴らしい動画で、動画を見ていてかなり興奮してしまいました。

その女性は特にクマを撮影しに山に入ったのではなく、山歩きが好きでたまたまクマを見つけて撮影したようです。

クマに会いたい人は会えず、ただ山を歩くのが好きな人がフラッとクマに会ってしまう。

私のクマに会いたいという欲深さがいけないのでしょうか…

会いたいのに中々会えないというのも、クマの魅力の1つのような気もします。

写真家の方からは成功するには幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さが必要な「運根鈍(うんこんどん)」が大切と教えて頂きました。

いつも写真家の方からは勉強させていただいています。

ありがとうございます。

女性は山歩きでこの場所によく来ているようですが、1ヶ月に1回というペースでクマに会おうという私の考えが甘いようです。

もっと短いスパンで撮影に来られるように、仕事の方を早く軌道に乗せなければいけません。

写真家の方たちと別れた後、そのまま車に戻ることも考えましたが、先ほど女性に聞いたポイントを少し歩いてみようと、疲れた体に鞭打ってもうひと頑張り。

すると再び写真家の方と出会い、女性がクマを見たポイント周辺で日が沈むまで粘るとのことでした。

私はクマが出た場所がどんな様子なのか大体分かったので、周囲のポイントをチェックしてから先に帰ることにしました。

車へ戻る途中に山歩きをしている人からクマの情報をなどを聞きましたが、山で出会う人は本当にいい人ばかりで、こちらからクマのことを聞いた時は、いつも気持ちよく答えてくれます。

普段パソコンの前でひたすら作業をしている自分にとって、こういう何げない人の優しさが本当に嬉しく感じます。

ツキノワグマに出会うために山へ来ていますが、山中で出会える素敵な人達の存在も、また山に来たくなる理由の1つかもしれません。

まとめ

今回の撮影旅行では残念ながらツキノワグマの姿を見ることはできませんでしたが、素敵な人達との出会いがたくさんありました。

蝶が大好きな青年をはじめ、山で出会う素敵な人との出会いやツキノワグマの撮影など、全てにおいてもっと時間をかけながら丁寧に取り組みたいと感じつつ、サイト作成の仕事に多くの時間をとられている毎日を送っています。

一刻も早くアフィリエイトの仕事を軌道に乗せ、自然の中で過ごせる時間を1分でも多く増やしていきたいと決意した撮影旅行になりました。

とにかくコツコツサイト作成に取り組み、1記事でも多くの記事執筆・修正をしていきます!

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この記事を書いた人

マサユキのアバター マサユキ 〜フォトロマ〜

脱サラ後サイト運営で生計を立てながら撮影放浪旅を続ける「フォトロマ」として活動中。現在は47都道府県を車中泊で回る【車中泊で日本一周ひとり旅】へ出発中

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