今年7月の撮影以来行っていなかった栃木県へ再び撮影旅行に行ってきました。
今回は残念ながら野生動物に出会うことはできませんでしたが、素敵な景色や普段見過ごしていたものを発見できた楽しい撮影旅行となりました。
栃木県の撮影スポットは台風の影響で撮影不可に
自宅を5時過ぎに出発。
早起きは三文の徳というのでしょうか。
朝靄の中に電柱の浮かぶ綺麗な景色を見ることができました。
いつもの道で撮影地の栃木県へ向かっていると、散歩中の柴犬を発見し思わず車内から撮影。
なんで柴犬はあんなにかわいいのでしょうか…
犬種にかかわらず全ての犬が好きですが自分が飼っていた贔屓もあり素朴な雰囲気の柴犬が大好きです。
現地に住んでいる人には身勝手で不謹慎な発言になりますが、栃木県に入るとクマ出没の看板も出始め、クマに出会えるかもしれない期待から次第に胸が高鳴ります。
クマに出会える期待を膨らませながら撮影ポイントに向かうと、いつも通っている道が大きく崩れていました。
周りに人がいなかったので確認できませんでしたが、今年10月に発生し全国的に大きな被害をもたらした台風19号の影響だと思います。
よく見ると橋と道路が完全にズレてしまい、中の鉄骨が剥き出しになっています。
しばらく橋を見ていると段差さえ気をつければ運動神経の良くない自分でも行ける気がして、思い切って渡ってしまうおうと一瞬気持ちが揺らぎます。
しかし、私の撮影旅行最大の目標は「怪我をせずに無事に帰る」というチャレンジ精神ゼロの「無理をしないスタイル」なので、いつも通り引き返すことに。
他の登山道も3時間ほど歩きながらチェックしましたが、どの道も橋が濁流の影響で崩れており、今回の撮影は諦めることにしました。
自分が思うように動けないからなのか、山道を歩いていると空を自由に飛び回る鳥や飛行機の姿がやたらと目につきました。
栃木県の帰り道に出会った素敵な景色や新たな発見
山の中で思うような撮影ができず日光まで足を伸ばそうかと考えましたが、たまにはゆっくり撮影しながら帰ろうと帰宅することに。
時間がたっぷりあるので、いつの帰り道で様々な発見をすることができました。
丸美屋自販機コーナー
栃木県の撮影では早く撮影地に行こうと気持ちが焦り、朝は周りの景色をじっくり見ることがほとんどありません。
また、撮影後の帰り道では周囲が暗くなっているので、結局行きと帰りで栃木の景色を楽しむことがありませんでした。
今回はのんびり帰っていたので周囲の景色を楽しみながら運転していると、今まで気づかなかった建物に1台の車が停まっているのを発見。
建物の中に入ってみると沢山の自動販売機が並んでおり、食事をしている人や自動販売機を撮影している人の姿がありました。
テレビでも紹介されているようなので知っている人もいると思いますが、ここは丸美屋自販機さんの自動販売機が置かれている場所で、トーストやラーメンといった面白い自動販売機がたくさん並んでいます。
お昼を食べていなかったので、大好きなラーメンを食べることに。
唐揚げ入りラーメンにしようか悩みましたが、チャーシュー入りラーメンを注文。
ボタンを押すと調理中のランプが点灯し、出来上がりまで30秒ほどお預け。
お預けタイムが終了すると、自動販売機の扉に注文したチャーシュー入りラーメンが待っていました。
自動販売機の下の扉には箸もあります。
小銭が足りなかったので両替のために買ったジュースと一緒にラーメンを頂きました。
正直に言うと「なんてうまいんだ!」という程おいしいラーメンではありませんでしたが、何で自動販売機でラーメンができるのか不思議な感じがしました。
チャーシューにもしっかりと味が染み込んでおり、ラーメンもコシがありおいしかったです。
お客さんが減ってから他の自動販売機も撮影しようとしましたが、13時を過ぎた中途半端な時間にもかかわらず、入れ替わり沢山のお客さんが来ていたので撮影した写真は今回紹介したものだけとなります。
丸美屋自販機の常連さん?のような人は蕎麦を注文していたので、今度来た時には蕎麦を注文したいと思います。
丸美屋自販機さんは自動販売機のすぐ近くで「飛鳥」というレストランもやられているようなので、今度行った時には寄ってみたいと思います。
ブログやYouTubeもやられているようなので、気になる人はぜひチェックしてみて下さい。
みかげ原展望地
丸美屋自販機さんでラーメンを食べ、お腹もたまり気持ちよく運転していると、赤色の綺麗な橋が目に入りました。
橋を撮影しようと周辺で撮影ポイントを探していると小さな公園を発見。
公園ではなく「みかげ原展望地」という場所らしく、この場所からは先ほど見えた綺麗な赤い橋全体を見ることができました。
橋の名前は「草木橋」というらしく、少しだけ色づいている紅葉の名残を見ると、もう少し早い時期に来てみたかったと少し残念に思いました。
このみかげ原展望地は特に変わった遊具や遊ぶ場所はありませんが、何となくいい雰囲気の場所でした。
天気が良かったこともありますが、周囲に人もおらず公園に差し込む光が綺麗だったので、気づくと1時間ほどボーッとしていました。
ゆっくり余裕をもって帰ると、こんな贅沢な時間を過ごすこともできます。
車の荷台から視線を送る犬
みかげ原展望地で若干リフレッシュし過ぎたのでやや急ぎ気味に帰っていると、前を走る車の荷台から視線を送る犬に遭遇。
この写真では少し分かりにくいですが、車が信号などで止まるたびに起き上がり視線をくれるので、犬の視線を見たいがために前の車から離れられなくなりました。
走る方向も偶然同じで、30分ほど犬から送られる視線を浴びることができました(笑)
今朝、栃木へ向かう時に撮影した柴犬の写真など、各地で無意識のうちに犬の写真を撮影している事にふと気づき、帰宅後に今まで撮影した写真をチェックしてみました。
すると、写真の中から沢山の犬の写真が見つかったので、その一部を紹介します(私が一緒に暮らしていた柴犬の写真は入れていません)
北海道
山梨県
新潟
埼玉
アラスカ
犬も好きですがネコも大好きです。
やっぱり動物はいいですね。犬や猫の写真を紹介しているとキリがないので、気になる方はまだ整理されていませんがギャラリーの方もチェックしてみて下さい。
埼玉でも綺麗に見える富士山や月
荷台に乗っていた犬の視線を浴びながら気持ちよく運転していると、気づいた時には埼玉県に戻っていました。
ちょうど日が暮れかかる時間帯でしたが、川の堤防からは少し小さいですが綺麗な富士山の姿がはっきりと見えました。
日が暮れるにつれて富士山のシルエットが夕日を背景に浮かび上がり、しばし至福のひと時を過ごしました。
こんなに離れた場所からでも素敵な姿を見せてくれる富士山に、一緒に暮らしていた我が家の柴犬も魅了されていたようです。
富士山を撮影していると完全に日が暮れてしまい、気がつくとビックリするくらい大きな月が出ていました。
今日は朝から風が強く、月にかかった雲がとれるのを待っている間は本当に寒かったですが、望遠レンズから見える月は寒さを忘れるほど綺麗な姿をしていました。
月の動く速さやクレーターの形など、普段見えないものが色々と見えてくる写真撮影の「待ち時間」が私は大好きです。
この待ち時間に撮影対象や周囲の環境を観察したり、自分が今年中にやるべき事や来年やりたい事などを考えながら過ごしますが、月を見ながら過ごす今日の待ち時間は自分にとって最高に贅沢な時間となりました。
水に反射した月光と月の美しさをうまく写真で表現できない自分の実力を嘆きつつ、本日の撮影を終えて帰路につきました。
まとめ
今回はいつも通っていた栃木県の撮影ポイントへ行くことができず、少し残念な撮影旅行になりましたが、予定が変わったことでいつもは気づかない素敵な景色や発見をすることができました。
「何はともあれ、撮影に出れば思い通りいかなくても素敵な体験ができる」
そんなことを再確認できた栃木の撮影旅行でした。