道の駅みついしを出発
車中泊させたもらった道の駅みついしでトイレを借り出発準備。
自転車で旅をしているのかトイレの前にはテントを張っている人の姿も見えます。
空き地の高台から霞のかかった景色を撮影
朝露に濡れた蜘蛛の巣を発見。
実際に行ってみると最初に考えていたものとは違う被写体を見つけることはよくあること。
牧場巡り
通りから馬の姿が見え大通りから細い道へ。
大通りから一本道を入ると全く別の景色が広がります。
朝日に照らされた道路をエゾシカが横断しており撮影。
思うような写真は撮れないものの朝日の中での牧場巡りは車を走らせているだけで楽しいドライブです。
セブンイレブンで朝食
通りにあったセブンイレブンへ立ち寄り朝からずっと体内に取り入れたかったカフェインを注入。
我慢してから飲むコーヒーの味は格別です。
近所の人も朝食を買いに来ている人が多く私も朝食も購入し出発。
海岸線の昆布干し
海岸線沿いを運転していると日曜日のためか家族総出で昆布を干している姿が見え撮影。
近くまで行って話を聞きたかったですが、皆さんかなり忙しそうに働いており遠くから撮影。
岸壁の鳥を撮影
昆布干しを眺めながら車を走らせていると大きな岩のある漁港があり寄り道。
岩に目を凝らすとたくさんの鳥がおりしばらく観察。
カモメやウミネコはよく見かけますがアオサギも岩の上におり、珍しい光景に慌てて撮影を開始。
アオサギが営巣している姿は初めて見たかもしれません。
よく見るとどの鳥も近くに子供がいるようで、この岩は鳥たちの子育て場所になっているようです。
それほど大きくない岩にたくさんの鳥が営巣しているのため隣の鳥との距離も近く、鳥たちを見ていると人間の住まいと同じようにご近所トラブルもあるようで小さな小競り合いがあちこちで起きています。
岩の場所によって日当たりの良い場所や雨よけになる岩の下など営巣場所の良し悪しもあるようで
- あそこの岩の下は日除けになり涼しそうでいいな
- この岩の下は隣の鳥と距離が近すぎてうるさそうだな
など自分が鳥になったつもりで色々と想像すると楽しくなります。
カモメたちは夫婦で順番に海へ飛んでいき狩をしているようで一羽戻ってくると交代で飛んでいくケースや餌を子供にあげてから再び飛び立つケースなど夫婦が協力しながら子育てをしています。
カメラで様々なカモメの親子を覗いているとちょうど崖の向きがよく撮影しやすいカモメの親子を発見。
目を閉じたときに笑っているように見える愛嬌の良いカモメで撮影していると、他のカモメの元にはパートナーが餌をとり戻ってきますが、その親子の元にはいくら待ってもパートナーが帰ってこず。
子供は全部で3羽おり父か母のどちらかわからない1羽がパートナーの帰りをずっと待っています。
他の家族の元には10分おきくらいにパートナーが餌を海から持ち帰り子供たちが賑やかに鳴いていますが、その家族だけはまだパートナーが飛んで行ったであろう海の方を見つめ続けておりなんとも言えない気持ちに…
親鳥が喉の奥に餌を溜めていたのか小鳥たちに口移しで餌をあげるも十分な餌ではないのか子供はもっと欲しいと鳴いています。
なんとなくその家族から目が離せなくなり三脚を設置しじっくり観察することに。
- パートナーは戻る崖の場所が分からなくなったのか
- 他の鳥に襲われ怪我をしてしまったのか
待っている間になぜ戻ってこないのか色々と想像してしまい、たまに道路上で見かける鳥の死骸など嫌な想像までしてしまいます。
そう考えると道路で見かける鳥の死体もその裏には帰りを待つ鳥の家族など目の前の死体だけを見ていては分からない世界が広がっており、そういう背景もしっかり想像できるようにしたいと感じる今日この頃。
子供と一緒にいた親鳥が突然海の方へ飛び立ち鳴きながら旋回して巣に戻ることを2回繰り返し。
鳥への感情移入もありますが餌を取りに飛んだという感じではなくパートナーに向けて「ここにいるよ」と言っているように聞こえ少し切なくなります。
もうパートナーが戻ってくるのを見るまでは先に進めないと腹を決めると巣から少し離れた場所に1羽のカモメが飛んできて、そこへ待っていた親鳥が移動しパートナーと無事に再会。
なぜ巣から少し離れた場所に戻ってきたの理由はよく分かりませんが、ひとまず再開できたようで安心し出発。
ホバリンの鳥撮影
草原の上をホバリングしながら飛んでいる鳥がいるも腕がなく上手く撮影できず。
北海道に来てからハマてしまった鳥と花の撮影。
何かと大きな景色に目の行きがちな北海道ですが、目の前の小さな世界で誰に気づかれることもなく綺麗に咲いている花はとても愛おしく魅力的です。
このように小さな世界に目を向けてみると今までいかに自分が綺麗な世界を見落とし素通りしてきたのでしょう。
セイコーマートえりも店で夕食
今日の車中泊地周辺には食べる場所がないので事前にセイコマートで夕食を購入。
100円ちょっとで買えるドレッシング付きのサラダがありがたい。
百人浜オートキャンプ場でキャンプ泊
鳥や花の撮影をしつつ今回の車中泊旅で初めてのキャンプ場泊である「百人浜オートキャンプ場」へ。
受付の方にテントは張らず車中泊だけできるか確認するとテントサイトの料金を払えば大丈夫とのこと。
キャンプ場のゴミ出しやトイレなどの利用方法を説明してもらった後は、駐車場は斜めになっており寝る時に大変なので自分が車を止めているキャンプ場の入り口付近にあるテントサイトに車を止めて寝てもいいですよとのこと。
砂利敷きの真っ直ぐな場所なのでありがたく停めさせてもらうことに。
キャンプ場内には水道やトイレ、ゴミ箱も設置されており安心です。
管理人の方がいる建物内のトイレはホースで流すタイプでタイで利用したトイレを思い出します。
とても清潔なキャンプ場で快適に過ごせそうです。
とまべつ憩いの湯ちゃっぷ
軽くキャンプ場内を確認した後はキャンプ場から歩いて5分もかからない場所にあるありがたい「とまべつ憩いの湯ちゃっぷ」へ。
後で調べるとキャンプ場にもシャワーはあったようですが、湯船に入れるとやっぱり気持ちいい。
中途半端な時間に行ったのでほとんど顧客さんもおらずゆっくり入浴。
温泉でサッパリした後は水と麦茶の置かれた休憩室で涼みキャンプ場へゆっくり戻り先ほど管理人のお姉さんから教えてもらったスペースへ車を移動させ車中泊の準備は全て完了。
暗くなってから近くキャンプサイトに来られた夫婦の方はテント設営が上手くいかないようで何となく険悪な雰囲気の中でテントを設営しています。
慣れていない人や暗くなってからのテント設営は大変で設営しても翌日の指定時間までにテントを撤収しなければいけないので、人によっては少し慌ただしい動きになるかもしれません。
その点、車中泊は車で到着後は特に大きな設置もなく簡単に寝ることができ、時間になれば片付けも特に必要なくとても簡単です。
めんどくさがりの私には車中泊の旅があっていると再確認し車中泊104日目は終了。