この記事では北欧ノルウェーで誕生した布製タイヤチェーン「オートソック」の開封から実際にタイヤへ装着した時の様子、購入時の注意点について紹介しています。
オートソックを実際に装着した時の様子を知りたい人や雪道走行への事前準備をしておきたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
オートソックとは?(走行性能・耐久性・寿命)
オートソックは北欧のノルウェーで誕生した簡易着脱式の布製タイヤチェーンになります。
オートソックは車に詳しくない素人の私でも10分程あれば簡単に装着することができ、急な降雪時の時にもすぐに装着することができます。
日産自動車の純正製品としても採用されているオートソックは世界の主要自動車メーカーの内部基準にも従っており、安全面でも安心して利用することができます。
JAFが行った雪道の走行テストではタイヤチェーン装着時と同等の走行性能が確認されており、チェーン規制時にも使用できるオートソックは走行性能の面でも安心して利用することができます。
購入後の寿命も1度使い廃棄という使い捨てタイプではなく外側に黒い布が見えるまで何度も使用することができ、最後は燃えるゴミとして捨てられるオートソックは購入から廃棄まで効率良く使用することができます。
オートソックY13の開封(内容物、サイズ確認、)
AutoSock様より提供して頂いた軽自動車のタントに合ったオートソックY13が倒着。
箱の中にはビニール製の袋に入ったオートソックが1つ。
袋の外側にはオートソックの装着方法が書かれた簡単なイラストも描かれています。
突然の降雪など急いで装着するとも多いオートソック。
緊急時にも必ずオートソックの入った袋を眼にするため、袋のイラストを見ながら落ち着いて装着作業を進めることができます。
ボタンで閉じられた袋を開くと大きな長方形の袋となり中には2つのオートソックが入っています。
袋の内容物はオートソック×2個と説明書が1枚。
説明書にはオートソック利用時の注意事項やオートソックの装着方法がイラスト入りで分かりやすく説明されています。
オートソック本体は同じものが2つ入っており開くとタイヤの形になります。
オートソック1枚の重さは約300gで女性でも無理なく装着することができます。
オートソック2個を袋に入れた状態でも約700gと軽く収納場所も取らないため、軽自動車の小さなダッシュボードや後部座席のポケットなどに収納しておくことができます。
オートソックを軽自動車のタントで使用する時の流れ(装着・取り外し・使用後)
オートソックの内容物を確認した後は次の3STEPでオートソックを実際に使用していきます。
- オートソックを装着するタイヤ確認
- オートソック装着作業時の汚れ・怪我防止
【STEP1】オートソック装着〜事前準備〜
オートソックを装着するタイヤ確認
オートソックをタイヤへ装着する時に4本あるタイヤのどれに装着すべきか迷う人もいますが、オートソックは車のエンジン駆動によって取り付けるタイヤの位置が異なります。
- FF車:前輪に装着
- FR車:後輪に装着
- 4輪駆動車/4wd:車両取扱説明書を確認
私はタントのエンジン駆動が分からず車検証をチェックするも載っておらず…
ネットで調べFF車(前輪に装着)だと分かりました。
オートソックを使用する時は急な降雪など緊急で使用するケースも少なくありません。
私のように車についてあまり詳しくない人は自分の車のエンジン駆動を事前に調べておき、オートソックを装着するタイヤの位置を書いたメモなどを袋の中に入れておくといざという時も慌てずに済みます。
オートソック装着作業時の汚れ・怪我防止
オートソックを装着するタイヤの位置を確認した後はタイヤの前でビニールを開封。
内容物を確認した時は気づきませんでしたがオートソックの紐にオレンジ色の袋が挟まっています。
袋を開くと腕をすっぽり覆隠せる長さのビニールが入っておりオートソックを装着する時も服を汚さず作業できます。
こういうちょっとした気遣いはとても嬉しいです。
このビニール以外に軍手のような手袋を車の中に1つ入れておくと作業する時の滑り止めや怪我の防止にもなり何かと便利です。
ビニールの手袋だけでなくオートソックが入っていた袋を敷いて作業すると膝の汚れや怪我防止にもなり安心してオートソックの装着作業ができます。
【STEP2】オートソック装着・取り外し
オートソックの装着準備ができた後は車のエンジンを停止後、装着するタイヤの前でオートソックを広げます。
オートソックをタイヤの上半分に被せるように装着。
地面に接したタイヤの下側はオートソックを装着できないので車を前進させタイヤを半回転後、残りの部分にオートソックを被せます(作業時はエンジンを停車)
オートソックの中心をタイヤの中心に合わせますが、オートソックの紐を使いながら調整すると作業がやりやすいです。
タイヤの中心とオートソックの中心を完全に一致させることは難しく上の写真のように中心から多少ズレていますが、オートソックを装着して少し車を走らせると自然とオートソックがタイヤの中心へ調整されます。
同じ作業を反対側のタイヤでも行いオートソックの装着作業は完了。
車に疎い私ですが初めてのオートソック装着も作業自体は10分程で終えることができました。
オートソックの取り外しも簡単でエンジンを停止させてからタイヤの上側に出ているオートソックを取り外し。
車を少し前進させ残りのオートソックを外せば取り外し作業の完了。
【STEP3】オートソックの洗浄・保管
オートソックを使用後は水で手洗いしながら挟まった石・小枝などを取り除き洗浄。
洗浄後は直射日光の当たらない日陰で乾燥させてから保管。
肝心のオートソックを装着した状態での走行レビューができていませんが、雪道で走行する機会がある時はこの記事に追加していきます。
オートソックを購入する時の注意点(サイズ・適合表・国内正規品)
最後にオートソックの購入を考えている人に向けて購入する際の注意点を2つ紹介します。
- 自分の車のタイヤサイズに合ったオートソックを選ぶ
- 国内正規品のオートソックを選ぶ
1.自分の車のタイヤサイズに合ったオートソックを選ぶ
オートソックは軽自動車から大型車まで様々なサイズの商品が販売されており、購入する際は自分の車のタイヤサイズに合った製品を選ぶ必要があります。
まずは車のタイヤに書かれているタイヤサイズを確認。
オートソックの公式サイト内にある適合表で先ほど調べたタイヤサイズを検索すると自分の車に合ったオートソック製品を簡単に調べることができます。
私の軽自動車のタントには「オートソックY13」という製品が合っていることが分かりました。
145 / 80 / 13
オートソックY13
タイヤサイズと合わないオートソックを装着すると大きな事故の原因にもなります。
オートソックを購入する時は必ずタイヤサイズを調べて自分の車に合った製品を購入するようにして下さい。
2.国内正規品のオートソックを選ぶ
オートソックを購入する時は国内正規品のオートソックを購入することをおすすめします。
現在販売されているオートソックは国内正規品に加えて個人や輸入代行業者が海外から直接輸入した並行輸入品も多く販売されています。
並行輸入品は国内正規品に比べ値段が安いケースもありますが万が一のトラブル時にはサポートを受けられない可能性もあります。
並行輸入品のオートソックは袋の表記が英語になっており、国内正規品のオートソックは袋の表記が日本語になっています。
オートソックの購入を考えている人は袋に表記されている言語に注意して商品を選ぶようにして下さい。
購入時の値段も大切ですが運転時の大きなトラブルにも繋がりかねない車両パーツのオートソック。
購入後に安心して利用するためにも国内正規品のオートソックを選ぶことをおすすめします。
まとめ
北欧ノルウェーで誕生した布製タイヤチェーン「オートソック」の開封から実際にタイヤへ装着した時の様子、購入時の注意点について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
車に詳しくない素人の私でも簡単に装着できる利便性や使い捨てではなく繰り返し使える経済性、実際の雪道走行でもタイヤチェーンと同等の走りをする走行性能など、雪道を走る機会のある人はお守り代わりとして1つ持っていて損のない商品となります。
この記事がこれからオートソックの購入を考えている人や雪道を運転する機会のある人に少しでも参考になれば幸いです。