前日の車中泊旅(23日目)
【2021/10/11】
道の駅秩父を出発
今日は暑かった昨日と打って変わり小雨の降る肌寒い朝。
久々の車中泊でしたが夜はぐっすり眠ることができ、朝も気持ちよく目覚めることができました。
眠気を覚ますため顔を洗いに道の駅のトイレへ。
タオルを首にかけながらトイレに行くとトラックドライバーと間違えられたのか「今日はどこまで行きますか?」とドライバーの方に話しかけられました(笑)
秩父公園橋(秩父ハープ橋)を通過
行き先をナビに設定し進んでいくと昨日見つけた綺麗な橋の秩父公園橋(秩父ハープ橋)を通ることに。
本当に綺麗な形の橋で橋の上からはどんな景色が見えるのか楽しみにしていましたが、今日はあいにくの曇り空。
橋の上からはモヤに霞んだ景色となりましたが、晴れの日には見ることができない幻想的な景色を楽しむことができました。
綺麗な姿の橋は実際に橋の上を走っても綺麗な形をしていることが分かることを体感して秩父公園橋(秩父ハープ橋)を通過しました。
セブンイレブンで朝食
いつものように細い道の大好きなGoogleマップに案内された山道を抜けるとセブンイレブンを発見。
道の駅秩父の目の前にマックがありましたが開店が8時のため朝食を食べていなかったので、セブンイレブンで朝食と今日初めてのカフェインを摂取することに。
最近ハマっているウィンナーパンが美味しくセブンイレブンへ寄るたびに買っています。
志賀坂峠の通行止めでUターン
パンを食べながら国道299号線を長野方面へ道なりに進んでいると道路脇に看板が出ているのを発見。
看板にはどこかの峠が通行止めになっていると出ていますがGoogleマップは299号線をまっすぐ進めと案内しているので何の疑いもなく直進することに。
山の中に入り通行止めの看板が無くなり自分には関係なかったと安心していると目の前に道路の半分を塞ぐバリケードが…
バリケードに出ている案内を見るとこの先にある志賀坂峠が通行止めになっていると書かれておりしばらく看板を見てボーッとすることに。
Googleマップを改めて見てみると目の前の通行止めになっている299号線を進めと私に囁いており進むべきか迷っているとバリケードの向こうからタイミングよく車が来たので乗っていた地元のおじいさんに話を聞くことに。
おじいさんの話ではバリケードの先には行けるが峠前で完全に通行止めになっているので長野県には抜けられないとのこと。
おじいさんにお礼を言い言われた通り引き返そうとしましたが、地図を見ると来た道を戻り迂回していくとかなりの遠回りをすることに。
おじいさんを信用していない訳ではありませんが、自分の目で見ていないので納得できないひねくれた性格の自分に加え今まで目的地まで無事に案内し続けてくれたGoogleマップへの信頼もあり、バリケードの先に広がる世界へ足を踏み入れることに。
バリケードの先にある山道は綺麗な舗装道路で、このまま行けば長野県まで行けると元気にアクセルを踏み込むと間もなく完全に道路を塞ぐバリケードが現れおじいさんの正しさがいとも簡単に証明されました。
完全に道路を塞いだバリケードを自分の目で見たので、ひねくれた性格の私も今度は納得して素直に引き返すことができました。
今まではGoogleマップのことを全ての道路状況をリアルタイムで完全に把握している「完璧な地図」だと勝手に思い込んでいましたが、完璧ではなくミスもする「人間らしさ」があることが分かり、Googleマップに対する愛着が今まで以上に増しGoogleマップに話しかける回数が余計に増えました(笑)
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Googleマップは間違いなく便利なツールですが、気になることがあれば面倒くさがらずに車を止め自分の目で確認することが大切だと学びました。
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休憩中のローソンで久々に公衆電話を見る
来た道を戻り迂回する地点まで戻るとローソンがあり休憩することに。
コーヒーと水を買い車内で休みながら何気なくローソンの入口を見ていると、今では見ることが少なくなった公衆電話があるのを発見。
携帯電話やスマホの普及で出番の少なくなった公衆電話ですが、久々に公衆電話を見て色々なデザインのテレフォンカードを集めていた昔を懐かしく思い出しました。
木の香りが溢れる道の駅上野で休憩
迂回路を通り本来の国道299号線へ合流後、しばらく走ると道の駅上野があり休憩することに。
道の駅上野は群馬県内で一番最初に登録された道の駅で、2018年にリニューアルされた綺麗な道の駅になります。
総面積の90%以上を山野が占める上野村には豊富な木材があり、木材で建てられた建物やテラスなど道の駅全体から木のいい香りがします。
フラッと入ったトイレがあまりにも綺麗で驚きましたが、トイレからも木の良い香りがします。
道の駅にある銘木工芸館には地元の木材を生かした木工品も多く売られています。
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上野村の木工品は上野村森林組合の直販サイトである「ウッディー上野村銘木工芸館」でも購入することができます。
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道の駅と道路を挟んだ反対側には木で建てられた32台のバイクを止められる立派な二輪車専用の駐車場もあり、道の駅上野はライダーにも優しい道の駅になっています。
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道の駅上野の前を走る国道299号線は四方を山に囲まれた気持ちの良い道です。山の景色を直に楽しみ風を切りながら走るバイクのツーリングには最高の道かもしれません。
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到着した時間が早くお店は開いていませんでしたが、上野村名物のブランド肉である「いのぶた料理」や「十石みそソフトクリーム」など、地元食材を生かした料理も楽しめるようです。
2回目の通行止め
道の駅上野を出て国道299号線をしばらく走ると午前中に見た「通行止め」という嫌な看板が再び目の前に現れます。
長野県へ抜ける十石峠が通行止めになっているようで看板には
「この先2km災害の為通行を禁止します」
と出ています。
午前中の反省もありますが、災害のためと書かれているので今度は素直に下仁田方面へ道を迂回することに。
この旅でねじ曲がった性格が少し真っ直ぐになったようです。
道の駅オアシスなんもく
迂回路の下仁田方面へ進んでいると道の駅があり休憩していくことに。
道の駅は「道の駅オアシスなんもく」という名前で、車が少ないと思ったら今日は定休日だったようです。
トイレを借り施設内をフラフラ歩いていると眺めの良いテラスにテーブルと椅子が置かれています。
今日は残念ながら定休日のため食事はできませんが、食堂が開いている時には眺めの良いこの席で食事ができるようです。
同じ食事でもこれだけ眺めの良い席で食べればより美味しい食事になりそうです。
霧の内山隧道を散歩+撮影
通行止めで迂回した下仁田を抜け国道254号線を進んでいくと次第に周囲の緑も濃くなり山の中へ入っていきます。
朝から降り続いている雨は山道を登るにつれて霧となり、進むにつれて目の前が見えにくくなるほど霧が濃くなっていきます。
この霧の中を歩いたらどんな気持ちになるのかふと知りたくなり、車を止めるスペースを探していると群馬県と長野県の県境にある内山隧道(うちやまずいどう) 手前に駐車スペースがあり車を停車。
車を降りて霧の中を歩くと湿度100%のような肌にまとわりつく湿気があり、10m先が霞んで見える光景は幻想的でもあります。
雨は降っていませんが周囲に漂う無数の水分で気付くと持っているカメラが濡れています。
霧に霞む内山隧道のトンネルに吸い込まれる車と出てくる車の様子は浮世離れした光景にも見え、何となくソワソワし始め車に戻りました。
面白い山の天気とガソリン代
内山隧道のトンネルを抜け長野県に入ると今まで降っていた雨はピタリと止み道路も濡れていません。
内山隧道のトンネルは距離にして1km程ですが、山を越えると少しの距離でも天気が大きく変わるのが実感できとても面白いです。
山の天気と同じように長野県に入るとガソリン代も大きく変わり、埼玉では150円/Lだったレギュラーガソリンが長野県の佐久市に入ると170円/Lまで上がっています。
ガソリンの値上がりは全く面白くありませんが天気とガソリン代の地域変化を車中泊旅で身をもって体験しました。
道の駅ヘルシーテラス佐久南で昼食
長野県佐久市に入り国道254線を進むと左手に「道の駅ヘルシーテラス佐久南」があり、時刻も12時だったので昼食にすることに。
長野県へ来た時に一度寄ったことのある道の駅ですが、前回寄った時に買ったパンが美味しかったので今回も昼食にパンを買うことに。
美味しそうなカレーパンにアップルパイ、売上NO1と出ていたヨーグルトドリンクを購入。
車内で休憩しながらパンを食べましたが、どちらもパンの生地が美味しく大好きなカレーも私好みの味でした。
この道の駅はトイレがとても綺麗で今回も前回に引き続き綺麗に掃除されたトイレはとても快適でした。
綺麗なトイレの道の駅にハズレなし。
農作業の人撮影
道の駅で美味しいパンを食べさらに国道254号線を進むと気になる光景を発見し車を停車。
長野の山々を背景に道が一本伸びており、見ていて気持ちの良い景色でした。
車に気をつけながら道路を撮影していると収穫後の田んぼで稲わらを焼き煙の中で農作業する人の姿を見つけ撮影。
「稲わらを焼き黒くなった田んぼ」「畦道の緑」「煙に霞む女性の姿」の組み合わせが面白く、出来上がった写真は腕の問題でパッとしないものになりましたが楽しい撮影になりました。
高台のビューポイントで撮影
長野の素晴らしい景色を眺めながら運転を楽しんでいると街並みが一望できる高台を通り車を止めて撮影。
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高台から見える街がどこなのかはっきり分かりませんが、地図を見ると上田市の街だと思います。たぶん…
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あいにくの天気で街全体が厚い雲に覆われていますが、四方を山に囲まれた長野県らしい風景は見ていて飽きることがありません。
景色だけでなく少し郊外のためか車の通りも少なく、静かな中で街並みを眺めていると心が落ち着きます。
一度走り出すと少しでも先へ行こうとして車を止めることが難しくなる車中泊旅。
明るいうちに目的地へ到着することも大切です、たまには1つの場所にゆっくり立ち止まり目の前の景色を楽しめる心の余裕を持ちながら旅を続けたいものです。
スタンドで初の給油
普段は面倒臭がりギリギリまで給油を後回しにしますが、車中泊旅ではいつ・どんな景色に出会えるか分かりません。
良い景色を求めて山などに入った時にガソリンの量を気にしながら走るのは嫌なので、ガソリンメーターが半分を切る前に給油するようにしています。
まだガソリンの残量に余裕はありますが今回の旅で初めての給油を早めに済ませました。
車中泊地「道の駅あおき」に到着
2回の通行止めがありましたが、何とか明るいうちに今日の車中泊地である「道の駅あおき」に到着。
到着時間が遅かったらしく食堂は閉まっていたので農産物直売所に売られているスパゲッティを夕食に購入。
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コロナの影響から多くの道の駅で食堂が時短営業をしています。
道の駅で食事をする人はGoogleマップの開店時間だけでなく道の駅の公式サイトも参考にすることをおすすめします。
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道の駅にはクワガタやカブトムシなど男心をくすぐる無料の展示物もありしばらく見学。
今日の温泉地はくつろぎの湯
車中泊地である道の駅あおきを確認した後は今日の温泉である「くつろぎの湯」へ向けて出発。
道の駅あおきから車で5分ほどの場所にあるので助かります。
途中にあるセブンイレブンで夕食を買った後にくつろぎの湯へ行くと中途半端な時間にもかかわらず駐車場はほぼ満車。
車のナンバーを見ると地元の方が多く利用している温泉のようです。
浴槽も大きいためゆったり入浴することができ、お湯の温度も今日の寒さで冷えた体にちょうど良い暖かさです。
施設の中にはマッサージ機なども置いてあり、入浴後は休憩することができます。
車中泊旅では風邪を引かないように普段は使わないドライヤーで髪を乾かしますが、脱衣所にドライヤーがなく自然乾燥で乾かすことに。
湯冷めしないよう急いで車に乗り来た道を戻り道の駅あおきへ。
色々と遠回りをした1日でしたが車中泊24日目も無事に終えることができました。