前日の車中泊旅(32日目)
【2021/10/20】
道の駅 古今伝授の里やまとを出発
岐阜県に入り少しずつ寒くなってきましたが、コールマンの寝袋の中に自宅から持ってきた毛布を入れて寝ているので夜もぐっすり眠ることができました。
道の駅のトイレで顔を洗わせてもらいサッパリしてから出発。
ローソンで朝食
道の駅を出てから最初に見つけたコンビニのローソンで朝一のコーヒーを購入。
ローソンのカフェラテはミルクが美味しく大好きです。
昨日モンベルのカフェ「Bellside cafe」で購入したパンを食べていなかったのでコーヒーと一緒に食べ朝食に。
このパンがモチモチで驚くほど美味しく、出来立ての昨日食べていればもっと美味しかったと少し後悔。
1個90円のパンでしたが贅沢な朝食になりました。
岐阜県で見かけた個人経営の喫茶店
岐阜県に入ると気のせいか個人経営の喫茶店を多く見かけるようになりました。
駐車場には朝から軽トラックがたくさん停まっており、地元の人が日常的に利用している雰囲気です。
名古屋に喫茶店でモーニングを食べる文化があると聞いたことがありますが、隣の岐阜県でも同じような文化があるのでしょうか。
山道で出会った運転上手なドライバー
国道156号線から1本道の山道になる256号線へ入ると前後に走る車がずっと同じ車になります。
この時に私の前後を走っていた車が車間距離の取り方がとてもうまく、一緒に走っていて本当に気持ちよく運転できました。
前の車は老夫婦2人が乗っていて旦那さんが運転している車のようでしたが、山道のカーブを曲がるタイミングやハンドルの切り具合、最低限のブレーキなど本当に運転が上手く、後ろから同じコースを辿るだけなので本当に楽に運転できました。
同じように山道を走っていてもピッタリ後ろに付けて煽ってくる車に出会うこともあり、その時は運転していても後ろの車が気になり運転を楽しむことができません。
私も急いでいる時などは無意識に車間を詰め過ぎていることもあると思うので、この車を見習い周囲の車も気持ち良くなる運転を心がけたいと思います。
道の駅和良の喫茶店で再び朝食
気持ちよく山道を運転していると道の駅の看板が見えてきたので寄ることに。
雰囲気の良い喫茶店があったのでコーヒーだけ飲むつもりで入りましたが、店員の方にパンやゆで卵の付いたモーニングでも値段が変わらないと言われモーニングをお願いすることに。
地元の方が利用している喫茶店でとても雰囲気が良く、最初は2人〜3人しかいなかったお客さんも次第に増え店内が賑やかになりました。
出てきたモーニングは小倉トーストが美味しく、ゆで卵と一緒に美味しく頂きました。
コーヒーもクセのない味で私の好きなコーヒーでした。
かしも産直市で椅子を買うか悩む
道の駅を出てしばらく走ると農産物の看板が出ているお店があり寄ることに。
野菜を今買っても帰るまでには傷んでしまうので買えませんが、隣に木工製品が売られているお店があり
面積の8割を森林が占める岐阜県は林業が盛んなようで、手頃な価格で素敵な木工製品がたくさん売られていました。
その中に良いと思う椅子があり本気で買おうか悩みましたが、さすがに車内に置く場所がないので断念。
丈夫で軽いチタンや錆びないスチールなど便利な素材がたくさんありますが、木にしかない独特の温もりや使い込むことで出てくるツヤや手触りなどもあります。
今度家具を買う時はしっかりとした作りで長年使い込める木製家具を買いたいと思います。
道の駅五木のやかた・かわうえで面白い電話ボックスを発見
しばらく走ると道の駅が再び出てきたのでトイレ休憩で寄ることに。
建物入り口に近づくと電話機のない電話ボックスを発見。
よく見ると公衆電話はは盗まれてしまったようで、代わりに糸電話が置いてありました(笑)
テレビのナニコレ珍百景にも出たようですが、残念ながら採用されなかったようです…
道の駅を出た後少し進むと「道の駅 きりら坂下」の看板が。
また少し進むと新たに「道の駅 賤母」の看板も出てきて、こんな近距離に道の駅が密集している場所は初めてだったのでビックリしました。
満蒙開拓平和記念館
国道256号線を進み岐阜県から長野県へ。
今日は写真も特に撮らずただ運転しているだけで、このまま行くと明るいうちに温泉に入り車内で映画を見て寝るパターン…
少し後ろめたさを感じ綺麗な山が見える歩道橋で撮影していると「満蒙開拓平和記念館」の看板を発見。
少し来た道を戻ることになりますが満州とモンゴルの開拓団?が少し気になり、なぜこの記念館が長野県にあるのかも不思議に思ったので寄ってみることに。
細い道を抜けると綺麗な建物の記念館に到着。
駐車場には5〜6台の車が止まっていました。
館内は撮影禁止のため写真や動画はありませんが、
13年間だけ存在した満州国やモンゴルへ開拓団として渡った時の様子やその背景、満州国が解体した後の混乱などが分かる資料が展示されていました。
この資料館が長野県にあるのは養蚕・製糸業の不況から養蚕産業の盛んだった長野県では口減らしの目的もあり、全国で最も多い人数が満州開拓へ渡ったことに関係しているようです。
私の祖母も昭和一桁の生まれで戦時中には中国へ渡ったことがあると言っていましたが、私達の世代には想像もできない様々な体験をしたのだと思います。
歴史に関しては自分の視点をどこに置くかで同じ1つの出来事も見え方が大きく変わるため、今回の展示物も含めて一方的な視点だけで物事を理解しない意識は常に持っておく必要があると思います。
ただ、まずは知らなければ何も始まらないので、満州国について自分の中で考えるきっかけになっただけでも記念館に寄った意味がありました。
フルーツ王国長野
記念館を後にして今日の温泉地へ向かっていると長野の代名詞とも言えるリンゴ畑を発見。
よく見るとリンゴの他に柿の木もあり、長野がフルーツ王国であるのを実感します。
「リンゴ」「カキ」「山並み」を1枚の写真に収めることができ、長野を表す写真が撮れたと自己満足して一人でニヤニヤ。
信州たかもり温泉 御大の館
リンゴ畑を抜け山道を登った高台の上に今日の温泉地「信州たかもり温泉 御大の館」がありました。
高台からの眺めは本当に素晴らしく長野の綺麗な山並みを一望できました。
温泉には露天風呂もあり、露天風呂からも長野の綺麗な山が見えました。
脱衣所は床暖房になっているのか床が暖かく、これから本格的に寒くなる冬にはありがたい設備です。
夕食をセブンイレブンで購入
温泉に入りサッパリした後は今日の車中泊地となる「道の駅花の里いいじま」へ。
ネットで調べると道の駅にあるレストランが17時まで営業しているようなので急いで道の駅へ。
道の駅に到着すると今はコロナの関係なのか14時にレストランが閉まっており夕食は食べられず…
道の駅にある気になっていたアップルパイのお店もタッチの差で閉店。
ネットだけでは分からない情報もあります。
ラッキーなことに道の駅のすぐ横にセブンイレブンがあったので今日の夕食はコンビニで済ませることに。
信州 里の菓工房でデザート
セブンイレブンで夕食を買い道の駅へ戻ると隣に建物があるのを発見。
道の駅からも小道が続いており歩いていくと美味しそうなお菓子屋さんでした。
オシャレな店内に入り夕食後のデザートに ショートケーキと焼き菓子を購入。
美味しいデザートが手に入り道の駅で夕食を食べられず落ち込んでいたテンションも一気に上がりました。
道の駅花の里いいじまで車中泊
道の駅花の里いいじまの駐車場で良いポジションへ移動し車内の寝支度準備。
コンビニで買ったチャーハンや美味しいデザートの夕食を食べ幸せな気持ちに。
いつものようにパソコンで仕事をしつつタブレットで映画を見て就寝。
今日も1日楽しい車中泊生活を送れました。