室内空間の広いタントはキャリアを使わず28インチの自転車(マウンテンバイク)も簡単に乗せられたので私がやった自転車の積み方を紹介します。
タントに自転車を積んで出かけたい人や自分の自転車がタントに乗るのか知りたい人は、ぜひ参考にして下さい。
- タントに自転車を積む簡単な方法を知りたい人
- タントにキャリア無しで自転車を積みたい人
- タントに自転車を積む+快適に運転できるシートアレンジを知りたい人
- タントにタイヤを付けたままの自転車を積みたい人
- 車の乗車人数は1人〜2人
タント|自転車の積み方を動画でも紹介▼
【実験条件】使用したタント・自転車・実験者
使用するタントや積み込む自転車、自転車を積み込む人物によって実験結果も異なります。
タントの自転車の積み方を紹介する前に、どんな条件で自転車を積んだのか実験条件を紹介します。
- どんなタント?
- どんなサイズの自転車?
- どんな人が自転車を積んだ?
1.どんなタント?
実験に使用したタントがこちら。
- 年式:2009年
- 型式:L375S
10年以上前の型式になるタントで実験しました。
【車中泊で日本一周ひとり旅】で使用するために購入したタントです。
タントの車内空間などを紹介しているこちらの動画も参考にして下さい。
2.どんなサイズの自転車?
タントへ積み込んだ自転車がこちら。
GIANTというメーカーのマウンテンバイク(TOUGHROAD SLR 2)でタイヤサイズは28インチと自転車の中では大きめなサイズになります。
特に自転車をカスタマイズしていない(できない…)ので公式サイトのままのサイズや重さになります。
通勤通学でよく使われる一般的な自転車のタイヤサイズは26〜27インチとなり、お母さんたちが子供を乗せる大きな電動自転車もタイヤサイズは26インチ以下が多くなります。
そのため記事で紹介している自転車は一般的な自転車に比べて大きい自転車とイメージしながら読んで下さい。
3.どんな人が自転車を積んだ?
今回タントに自転車を積んだ私の特徴です。
- 身長180cm
- 体重80kg前後
- アラフォーの小太りオジサン
- 自転車に乗るのは大好きだけど自転車には詳しくない
特別力持ちではありませんが、今回タントに積み込んだ約11kgの自転車は無理なく持てる力はあります。
先ほど紹介した通勤自転車(約20kg)や子供を乗せる自転車(約30kg)はかなり重いので積み込む時は腰に注意して下さい。
【キャリアなし】タントの自転車の積み方
自転車を積み込むにはどのシートポジションがいいのか自分なりに色々と試行錯誤しました。
最初は荷室空間を最大にするため後部座席をフルフラットにした状態で自転車を積みました。
この積み方でも問題なく綺麗に自転車を積むことができました。
しかし、この方法では座席をフルフラットにするため運転席と助手席を前にスライドさせる必要から運転席と助手席の空間が狭くなるデメリットがあります。
私が乗っているタントは運転席のシートポジションを5段階移動できます(ガチャンと音が鳴る大まかなスライド)
普段は一番後ろから2番目のポジションで運転しているのでゆったりしたスペースで運転できます。
後ろから2番目のシートポジション
しかし後部座席をフルフラットにすると運転席のシートポジションを前から二番目までずらす必要があります。
前から2番目のシートポジション
写真で膝とエンジンキーの間隔を見比べてもらうと分かるように前から2番目のポジションまでシートをずらすと180Cmある私には多少窮屈に感じます。
前から2番目のシートポジションで100km以上運転したので運転自体は問題なくできますが、いつもより疲労感は残りました…
この結果、私が辿り着いたタントに自転車を簡単に積み込みながら快適に運転できるシートアレンジがこちら。
何の変哲もないシートアレンジですね(笑)
私がタントへ実際に自転車を積み込む時の手順は次のようになります。
- 自転車をタントの後部座席に乗せる
- 自転車の前輪を座席前スペースに落とし込む
- 自転車の位置調整
- 自転車ポジションの最終確認
STEP1:後部座席の背もたれを倒す
まずはタントの後部座席の背もたれだけを倒します。
ここで大切なのが倒すのは背もたれだけでシートはフルフラットにしないという点です。
シートをフルフラットにしないことで運転席の後には十分なスペースがあるため、自分の好きなシートポジションに移動することができます。
後から考えれば当たり前のことですが最初は全く気づきませんでした…
STEP2:座席の汚れ防止
これは人それぞれの好みですが自転車で座席が汚れるのを気にする人は座席に汚れ防止のシートなどを敷きます。
私は使わなくなったコタツ布団を敷いています。
STEP3:タントへ自転車の積み込み
自転車を積み込む時は特別なことをせず、なるべく力を使わない方法でタントに乗せていきます。
1.自転車をタントの後部座席に乗せる
まずは自転車を持ち上げタントの後部座席に乗せますが、コツとしては前輪のタイヤを座席の上で転がすと余計な力を使わずに自転車を乗せられます。
積み込む時に自転車のハンドルが天井に当たるかと思いましたが、タントの天井は高いので私の大きな自転車でも問題なく乗せられました。
2.自転車の前輪を座席前スペースに落とし込む
自転車の前輪をそのまま前に転がしていき座席前のスペースに落とし込みます。
このままでは後輪がドアに当たり閉まらないので車の横へ移動します。
サイズの小さな自転車は車の後ろから押し込んでも大丈夫だと思います。
3.自転車の位置調整
後輪がドアの内側に入るまで自転車のハンドルやタイヤを引っ張りますが、自転車はシートの上に乗っているので力は必要ありません。
私の自転車はT字型のハンドルで先端が邪魔になるので、ハンドル部分が助手席の横へ出る向きで自転車を積んでいます。
4.自転車ポジションの最終確認
もう一度車の後ろへ行き後輪がドアより外へ出ていないか最終確認して問題なければドアを閉めて自転車の積み込みは完了です。
自転車を積み込む時はスロープなどがなければ自転車を持ち上げる力が必要です。
先ほど紹介したお子さんを乗せる自転車はサイズこそ小さいですが重さは30kgを超えるので、自転車を乗せる際は十分注意して下さい。
まとめ
タントへキャリアなしで自転車を積み込む方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
利用しているタントの種類や積み込む自転車によっては同じやり方が難しい人もいるかもしれませんが、室内空間の広いタントは自転車も運ぶ時も強い味方になってくれる頼もしい存在です。
車に自転車を積むことで自転車を楽しめる世界も大きく広がるので、ぜひタントに自転車を積み出かけてみて下さい。